蜂友先輩Mさんに消滅群の電話相談(メモ)

ニホンミツバチ/失敗/畑の生き物
  1. ホーム
  2. ニホンミツバチ
  3. 蜂友先輩Mさんに消滅群の電話相談(メモ)

蜂友先輩Mさんから預かったM2304b群の消滅報告+想定原因についてアドバイスを頂くために電話。以下自分用メモ。

日時:2023年6月23日(金)16:15
場所:電話
対応者:蜂友Mさん(東松山市)
目的:M2304b群消滅報告と想定原因をアドバイスもらう

<結果>
1 状況報告 (山﨑)
2 M2304b群ともう一つのM2304a群は人工分蜂を行った群の本体である。なので、女王蜂は群には絶対にいる。(Mさん)
3 夏前に群が消滅する事はよくある。以前、夏前に5群中4群失った事がある(Mさん)
4 その時の原因は、女王の不在であった。女王が後尾飛行中に捕食されたり、不調になって産卵が進まない。特徴として蜂数が徐々に減っていく。(Mさん)→M2304b群の特徴と似ている。(山﨑)
5 王台が9個も確認できた。4月上旬に受け取った時は巣板が全く確認できなかったくらい蜂数がいた。(山﨑)
6 王台が確認できたのなら、分蜂しているはずだ。(Mさん)
7 目視でも確認できず。監視カメラでも分蜂特有の時騒ぎや蜂数の(一時的な)減少巣内6箇所の温度計にも分蜂時に特徴的な温度上昇も確認できていないので、分蜂は発生していないと思う。(山﨑)
8 分蜂時にはサナギが沢山生まれる寸前なので、蜂数自体はよほど細かく見ない限りあてにはならない。分蜂が発生していないとするなら、王台があるということは女王蜂が生まれない「働きバチ産卵」という可能性がある。特徴としてオス蜂ばかり生まれる(Mさん)
9 巣板にハチミツが一滴も残っていない状態だ。これは逃去なのか?(山﨑)
10 多分違う。逃去の場合は徐々にいなくなるのではなく、短時間に一気に出ていって1匹も居なくなる。(Mさん)
11 2304a群の逃去の時の監視カメラの動画結果とMさんの説明は一致する。(山﨑)
12 別の原因として盗蜜がある。セイヨウミツバチや強群過ぎるニホンミツバチがいると弱い群れはターゲットにされやすい。セイヨウミツバチが多いが、稀にニホンミツバチによる盗蜜もある。盗蜜群の特徴として巣門に入る前に巣門上空で待機するような動きをする場合があるが、なかなk見分けるのは難しい。(Mさん)
13 私には見分けがつかないだろう。確かに、2209群は強群で、春に一回継箱したのに、最上階に設置したユーティリティースペースにまで巣を作り、ハチがびっしりいるし巣門の周りにも入りきれないハチ達が溢れている。(写真参照)こんな短期間に巣板が成長するのはおかしいのでは?と疑問だった。(山﨑)
14 巣門のハチは巣内が高温だから、巣外に出ていると思う。(Mさん)
15 実は、M2304aもハチ数が激減している。巣板の成長も止まっていて、巣板の色が茶色く変色している。(Mさん)
16 そうなったら、手の打ち用がない。諦めてください。(Mさん)
17 スムシが大量に発生は消滅の原因ではなくて消滅した結果、スムシが大量発生したと考えている(山﨑)
18 Mさんから2群も預かっておきながら、不甲斐ない結果で、本当に申し訳ない。(山﨑)