雪の日のニホンミツバチ

ニホンミツバチ/天気
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 今日2/10は関東地方では珍しく雪です。ニホンミツバチは元気でしょうか?

 過去1週間の温度トレンドからは、巣内の温度は段ボール箱防寒からも上昇し、巣内温度の最低温度からも上昇していることから、元気のように思えます。
 グラフの見方としては、縦軸が温度、横軸が時間(日時)です。青線がターゲットの蜂球付近で、これが、オレンジ線の防寒段ボールより有意に高ければニホンミツバチの自己発熱が発生していると認められ、すなわちミツバチ達は生きているということで、オレンジ線より青線が高ければ高いほど、発熱量が大きい=個体数が多く、まだ、食糧である貯蜜は尽きていないと推測できます。オレンジ線とグレー線の防風小屋の温度差は防寒の効果で、低い温度の時には温度差があって、高い温度の時にはあまり差がないのが健全です。
 データは2月4日0:00-から取得し始めましたが、横軸とはうまく合っていないようです。毎日の最低気温(グレー線の一番下)が朝5:00-7:00位の目安です。
 さて、2月4-6日は同じような環境温度変化(防風小屋内)で最低温度は氷点下-1℃程度まで下がりますが、日中は20℃まで上がるの繰り返しです。巣内の蜂球近辺は13-24℃近くまで上がるので、健全だと思います2月7-9日には巣内の温度帯が5℃ほど上がって、最低でも25℃位で最高で30℃を保っています。個体数が確保できていて、食糧があるという状態です。問題の2/10-11ですが、最低気温はグレーの防風小屋のデータで見る限り氷点下1℃程度で比較してそれほど寒くはない。しかし、この温度がしばらく続くために、巣内の温度が25℃から上がらない状態ですが、最後の2/11 15:30辺りになるのですが、少し上昇傾向を示していることからダメージはそれほどでもないと思えます。