蜂友訪問

ニホンミツバチ

 先日、初めての蜂友(ニホンミツバチの友達)であるMさん(東松山)がベテランを紹介してくれるということで、色々質問を携えて向かう(はずだった)。実は、朝一番でスマホが調子が悪くなってしまい、スマホ屋に修理に走ったり、修理上がりのはずの時間に出来上がらず、スマホなしで初めての場所に向かう羽目に。そもそも、情報は全てスマホの中に入っているので、住所も電話番号もわからない。修理やんのスマホで調べてもらって、住所と電話番号はわかった(電話できないけどね)。カーナビも実はスマホのGoogleマップをクルマにCarPlayというアプリ経由で接続して使っており、クルマに付属しているものは使ったことがなかった。しかし、一番悔やまれたのは、写真が撮れなかったこと。
 結局、付近まで行って宅急便(ヤマト)のドライバーに聞いて、ようやく約束の時間の3分遅れでMさん宅に到着。
 4月に入居した巣箱1号と巣箱2号を見せていただく。
  1 巣箱の位置は南東向きで朝日が早く当たる方がいい。朝日と共に働き出す。
   ウチと比較すると空中のアプローチ樹木が少ない。
  2 しかし、巣箱の移動は1日30cm以内。
  3 スズメバチ対策はトリカルネット(樹脂メッシュ)10mmピッチ/線径1mm
   多分、H02(タキロンなど。スーパービバホーム取扱)という規格だろう。
  4 巣箱の観察窓が秀逸(ベテランMTさん製作)
  5 今年の4月に待箱+誘引剤を置き、2日後にニホンミツバチが入居(驚愕!)
  6 えひめAIの希釈倍率は、かなり濃くて3-10倍だという。私は100倍程度だった

 続いて、ベテランMTさん(17年ご経験)。サラリーマン時代は機械系やソフト関連をご担当されていたとのこと。私自身も理系なので、「8080の時代は」などど、昔話に花が咲く。巣箱は10個程度で自家製の木製の台の上に乗せた上で、東向きに巣箱を置き、北側には風よけのシートをかけてある。全ての巣箱に観察窓が設置してあり、内検を行う必要がない。一番驚いたのが、巣箱の間隔が1m程度と非常に近いこと。また、自分の質問事項の越冬に関しては「重箱2段いっぱい以上あれば、安心。巣箱の無駄な空間はニホンミツバチの冬場の保温には不必要」というアドバイスをいただいた。また、「キンリョウヘンも30鉢以上栽培されており、夏場は水毎日、しかし、今時はそれほどいらない。霜が降りない軒下とかに冬場はおけば良い。花を咲かせるのは難しい面がある。株分けをやりすぎると2-3年花が咲かない危険があるので注意。」、ビービーツリーなどもあり、ニホンミツバチにとって理想的な環境だ。
 さらに、大変貴重な木の切り株から削り出した、丸洞型の巣箱を分けていただいた上に、珍しいヒラタケと白菜などの野菜をいただいてしまいました。ありがたくてありがたくて、何かお返しをしなければ・・・
 MTさんを見ていると自分の憧れるような生き方だなぁと感じた次第です。自分も巣箱を自作しよ。まずは、観察窓からかな。

大変貴重な丸洞型の巣箱
ニホンミツバチが入りやすい