生成AIの議論が新聞雑誌などメディアを騒がせている。色々な研究会があるようだけれど、ELSI(エルシー)という活動もあるようだ。阪大の社会技術共創研究センターの岸本充生教授が先導しているようだ。私は「ヒトの基本特性の何に影響を及ぼし得るか?」という点に興味がある。例えば、以下の項目について、
①質問力(疑うチカラ=哲学)
②感情や身体性(芸術)
③神学領域=信じるチカラ
④間違えるチカラ
⑤忘れること
⑥アニマルスピリッツ(②に含まれるか)
例えば、①については、複数のアルゴリズムの異なる(自然科学的vs社会科学的、理数的vs人文的、論理vs情緒)AIで同じ問題を議論させることで、精度が上がるかもしれない。その時の制約条件は①-⑥でそれぞれ与えるとか、そこがヒトの意思の部分になるのかも。
結局、AIも科学である限り「仮説検証型」というか「反論可能型」にならざるを得ない。そこがポイントのような気がする。「科学的には正しいけど、決定は情緒的・・・それが人間」というような。
7月28日に東大でオンラインの研究会があるようなので、参加してみようかな。別途、個人的には外部に研究レポートを依頼中。とりあえず、岸本先生の昔の著作を読みはじめた。