2021年度イタリアン・トマト総括

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今年は10月11月と収穫が続き、変な年だったけれど全国的にソバージュ栽培のトマトのシーズンは長かったようだ。根の様子はやはり、オレンジ千果が他に比べて20%程度長く、続いてサンマルツアーノリゼルバと続く。収穫に関しては、目標未達成だったサンマルツァーノリゼルバの収穫の実感は、240kgの目標は達成できたと推測する。やはり、苗半作と言うが、苗のパワーによるものが大きいと思う。

やはり、痛いのはロッソの定植時期がずれたことだろう。また、トスカーナバイオレットについては販売が不調であった。


目標2021
実績
達成率2020
実績
ロッソナポリタン x14株140kg40.7kg29%156kg
シシリアンルージュx24株240238.9100%152
サンマルティーノリゼルバ x24株240140.758%78(26)
トスカーナバイオレット x24株24042.917%
オレンジ千果 x10株10062,863%

シシリアンルージュの収穫推移
サンマルツァーノ_リゼルバの収穫推移

1 達成目標

  • 昨年の2倍の生産規模を実現する
  • 栽培方法はソバージュ 栽培(コンパニオンプランツとしてスイートバジル)
  • 無農薬栽培
  • リビングマルチの採用
  • 新品種のトスカーナバイオレット
  • 農業大学校との両立

2 やったことは何か

  • スケールは昨年の2倍を実行
    • 接木苗購入(24×3+10+14) 4/15(コンパニオンとしてスイートバジル)
    • 定植 5/3
    • 初収穫 6/26
    • 収穫ピーク 7/31-8/5
  • 栽培予定を延長し、11/Eまで収穫を継続。
  • 長雨による障害はあったが、無農薬で乗り切ることができた。害虫は昨年並み。
    • 害虫によるロスは20%程度と推測
    • 病気によるロスは5%以下
    • 純粋な栽培技術10%程度(肥料、水やり、整枝など)
    • 収穫時期に体調を崩し、思ったような収穫を実施できず。収穫目標未達。
  • リビングマルチ(てまいらず)
  • 販売チャネルは4販路(HP、ポケマル、JA直売所、手売り)売れ残りなし。

3 わかったことは何か

  • 初霜が降りる11月末まで収穫できる。
  • 実感としては10kg/株は可能。
  • 接木苗は病気に有効だが、挿木はあまり効果なし。
    • 栽培方法で腕を磨くべき。⇨埼玉県農業大学校通学
  • リビングマルチで生育が良くなったことと、雑草対策として有効
  • 販売チャネルは4販路確保できたので、ひとまず成功。

4 次にやることは何か?

  • 来年はスケールは今年と同規模とする
    • 連作障害を避けるため接木苗購入(48×4)。
    • オレンジ千果・千果を2品種増やす
    • トスカーナバイオレットは栽培中止。(食べ物と色の関係:『安全と危険のメカニズム』重野純/青山学院大研究)
    • スケジュールは5/M頭出し。苗は3−4週間ずらす。
    • 防草シートに代えて、大麦によるライブマルチを行う。
  • 販売チャネルは4販路(HP、ポケマル 、食べちょく、JA直売所)を維持。