「昔ながらの青臭いトマトを食べたい」という一言から始まり、いろいろな方からのアドバイスを頂きながら進めてきました。【野菜オンデマンド】強力米寿という品種で昔ながらの味を再現しようとしたが、肝心の「青臭さ」がないのです。外観も露地栽培の宿命でキズや割れが目立つB級品:輸送に耐えず、保存が効きません。しかし、皮肉なもので味はとても濃厚で、身もぎっしり詰まっていてトマトとしては美味しいだけに残念です。
野菜オンデマンド T.K.様(神奈川県)からのメール
「光合成のチカラ」で収穫されたトマト、なす、シシトウをお送ってくださりありがとうございました。早速、トマトを昔食べていたやり方「水で冷やし、まるかじり」で頂きました。今のお店に並んでいる水っぽいものではなく、とろっとした味と触感は昔ながらのトマトに近いもので大変美味しかったです。これに青臭さがもう少し加わればパーフェクト。
私自身の年齢から来る味覚が鈍くなって来たせいもあるかもしれませんが、トマト同様に最近の野菜はどれもこれも癖がなくなってきてしまっているように感じられます。昔は、ほうれん草、大根、ナスも人参もそれぞれ独特な味があったのであまり好んでは食べていませんでした。しかし最近のはそんな独特の癖がなくなって単なる水を含む食べ物のようになって子供にも食べやすいようになっているのかもしれませんが何かしら物足りなさを感じます。つまり「土の香りと風味」の復元がもう少しあってもいいのではと思われます。妻も「ん、これ味が濃くていいじゃない!」と言って食べていました。とにかくありがとうございました。
野菜オンデマンド T.K.様(神奈川県)からのメール(2020/08/13)
<参考>光合成のメグミで経験した、野菜オンデマンドでの失敗事例
- カレーリーフ(冬場の霜で8本全滅)→作物の特徴を事前に研究してから採用する
- スイカ(獣害)→獣害は避けがたい。電気柵も通学路なので設置できないの中止。
- ハーブ類(発芽しない)→苗を購入する
- 生姜(発芽を待ちきれず掘り起こし)→発芽を信じて待つ
- コリアンダー(品質問題・原価が高過ぎ・設備投資大)→パクチーの収穫までとする
- 昔トマト(外観不良、青臭くない)→規模を縮小して、青臭さが出るまで研究を続ける
挑戦するからこそ、失敗する。
転ばずに立ち上がった赤ん坊はいない。
今日からも頑張っていきましょうー、今日と言う日が一番若いのだから!