土壌診断結果(4回目)

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 今年も土壌診断を行いました(4回目)。JAの担当者の方からは「なかなか、バランスがとれている」というコメントをいただきました。でも、あまり実感は湧かないです。あとは、植物性の堆肥を投入することが改善点だそうです。

結論

北の畑、南の畑とも「バランス取れてる」←「ダメではない」から一歩改善

土壌改良には何年もかかる。継続して努力必要。

個別

pHはややアルカリの中性。今後、更に肥料を入れていくと酸性になっていくはず。土地改良資材を入れるほどではない。埼玉県施肥基準の標準量を施肥すれば良い。

電気伝導度(EC)は途中の硝酸イオンを測定。つまり、窒素量の代替特性。

北の畑の石灰・苦土多めは一昨年の苦土石灰大量施肥の影響。昨年・今年も結構施肥した影響が出ている。

北と南の畑の施肥方針の違いは緑肥(てまいらず)→北は加里減少。南は逆に上昇

CEC(陽イオン交換容量)

塩基飽和度は100%超えている。悪化。土壌の肥料キャパ能力を超える肥料がある。

規格4回目3回目2回目1回目改善コメント
pH(H2O)6.00-6.507.37.16.97.7中性。苦土石灰多い?
電気伝導度(EC)0.00-0.30 mS/cm0.170.140.300.21良好
石灰(CaO)190-320 mg/100g350290280350良好。苦土石灰多いか?
苦土(MgO)30-50 mg/100g90526684悪化。苦土石灰多い?
加里(K2O)25-40 mg/100g9984102190改善傾向。緑肥の効果か?まだ規格外
トルオーグ燐酸20-40 mg/100g49374171改善。規格内。
CEC(推定)10-25 me16131416規定値内
塩基飽和度(%)71-86 %120110110130やや悪化、規格外。
石灰/苦土比(重)7-103.95.64.24.2○→X苦土分が多い。
苦土/加里比(重)1-20.90.60.60.4苦土石灰施肥の効果
北の畑:イタリアン・トマトなど
規格4回目3回目2回目1回目改善コメント
pH(H2O)6.00-6.506.87.407.207.20中性。改善方向
電気伝導度(EC)0.00-0.30 mS/cm0.170.140.110.13良好、規定値内
石灰(CaO)190-320 mg/100g300320290300良好、規定値内
苦土(MgO)30-50 mg/100g50764553良好、規定値内
加里(K2O)25-40 mg/100g671207577改善方向。施肥手控え
トルオーグ燐酸20-40 mg/100g24602533改善。肥料手控え
CEC(推定)10-25 me14151313良好、規定値内。
塩基飽和度(%)71-86 %100120110110改善方向
石灰/苦土比(重)7-1064.26.45.7改善方向。規格外。
苦土/加里比(重)1-20.70.60.60.7×なかなか、改善困難。
南の畑:ナスなど自家消費用

北の畑の土壌推移
南の畑の土壌推移
北の畑の生データ
南の畑の生データ